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会 長 清 水 英 佑
日本予防医学リスクマネージメント学会名誉会員
日本産業衛生学会理事長
東京慈恵会医科大学環境保健学教授
この度、2006年6月29-30日に国連大学において、標題の会議の開催が間近になりました。私は、国際予防医学リスクマネージメント連盟より本会議の会長を打診されました。この会議は国際労働機関(ILO)や国連大学など労働安全衛生と環境衛生の世界的な機関と共同で開催されるもので、日本産業衛生学会理事長としてもその開催に向けて日本産業衛生学会の全面的な協力をすることが好ましいと考え、同学会の共催をすることにいたしました。
日本の労働安全衛生は20世紀の様々な活動を通じて、各種製造業現場での勤労者の健康保持にとどまらず、様々な産業分野での健康と安全の向上につとめており、その水準は世界最高の部類にはいります。しかし、最近では勤労者の自殺、うつ病、メンタルヘルス、過重労働等、新しい労働衛生の問題が国民の緊急課題となっています。また、アスベストによる中皮腫は単に工場作業者や周辺住民ばかりではなく、一般建造物での居住者など全国的な環境問題になっています。 これらの新しい安全衛生の問題は、産業化政策を急速に進めている世界の開発途上国でも遅かれ大きな問題となります。そのために、日本が行っているさまざまな予防医学対策を海外に紹介し、また、海外からの講演を反映して、国際労働衛生活動に日本が今後どのように貢献すべきかを討議することは、労働衛生の専門家にとって新しい活躍の場を一気に拡大することになり、会議は国際的に大変有意義であると思います。
また、この会議では、日本の労働衛生のリスクマネージメント研究を代表する方々から、貴重な教育講演が多数行われます、これらの講演は、全国の産業医、産業歯科保健職、産業看護師、作業環境測定士、環境保健の行政担当者、企業での安全衛生管理者、予防医学の従事者にとって大変貴重な教材ですので、奮って御参加ください。
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